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粉末油ゲル化剤とは
 
粉末油ゲル化剤とは
資料1 ゲル化の原理
資料2 ゲル化剤による可燃性ガスの抑制効果
   
Q&A

Q&A
 
T 粉末油ゲル化剤の性能等に関すること
  Q1 粉末油ゲル化剤の原料は?
  Q2 吸水性、吸湿性は?
  Q3 粉末油ゲル化剤は危険物ですか?
  Q4 油種、油温によるゲル化状況の違いは?
  Q5 粉末油ゲル化剤を使用する最適油種は?
  Q6 潤滑油に対して効果がありますか?
  Q7 化学品に対する効果はありますか?
  Q8 揮発性の高い油に対する効果はどうですか?
  Q9 薄い油膜に対しての効果はありますか?
  Q10 ピッチ、タールの様な高粘度質への効果は?
U 粉末油ゲル化剤の使用法及び使用後の処理等に関すること
  Q11 散布はどのようにするのですか?
    ・ 海洋での散布方法
・河川での散布方法
・工場等陸上での散布方法
・散布に際しての注意することは
  Q12 ゲル化したもの(以下ゲル化油)回収方法は?
  Q13 ゲル化油の処分は?
V その他
  Q14 商品の耐用年数と保証期間及び開封後の処置は?
  Q15 商品の荷姿はどのようなものがありますか?
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T.粉末油ゲル化剤の性能等に関すること
 
Q1 粉末油ゲル化剤の原料は?
  石油化学製品の高分子ポリマーを主成分に、各種添加剤を加えて製品化しています。

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Q2 吸水性、吸湿性は?
  本剤は吸湿性、吸水性はありませんが、開封時、自重により多少ブロック化しますが、揉解して使用して下さい。開封後の使用残量は収納容器を密封し保管して下さい。

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Q3 粉末油ゲル化剤は危険物ですか?
  危険物ではありませんが、同一箇所での3,000kg以上の貯蔵は「危険物の規制に関する政令」第一条の12により 指定可燃物(綿、かんなくず、紙等)に該当します。
保管にあたっては各市町村条例に従って下さい。
(3,000kg以下であれば分散貯蔵すれば、指定可燃物には該当しません。)

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Q4 油種、油温によるゲル化状況の違いは?
  油種による違いは、概略 灯油・軽油・A重油の中間留分に対してゲル化の状態が大変顕著である一方、揮発性の高い油に対してはゲル化状況が軟弱で餅状になりますが、引火爆発の危険の回避という点で十分効果を発揮しています。(Q 15を参照してください)C重油、潤滑油等の高粘度油はそぼろ状になります。油温によるゲル化状況の違いは、常温(10〜40℃)で大変良好で、低温(10℃以下)高温(40℃以上)域で若干ゲル化性は悪くなります。

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Q5 粉末油ゲル化剤を使用する最適油種は?
 
αGel−1000
石油系化学物質、ナフサ、航空燃料、ガソリン、軽油、灯油、A重油等主に中間留分に適応しています。
αGel−1650
B重油、C重油、機械油等粘性のある油に対応しております。
αGel−2000
上記1、2に比べ、粘性の高い潤滑油、作動油等に適応し、時間制限等のある改修工事での油汚れ、油漏れ等の処理に有効です。
油が鉄骨部に付着した場合、ゲル化剤を振りかけ一度油分を排除し、その後塗装作業がスムーズにできます。また、ステンレス面ヘの油汚れの場合は、スポンジに少し水を湿らせゲル化剤を付け汚れた部分に擦り付けますと油分のみ反応し瞬時に油汚れを落とすことが出来ます。

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Q6 潤滑油に対して効果がありますか?
  潤滑油の場合、鉱物油を主成分とした潤滑油で添加剤が少ない物ほどゲル化効果が顕著ですが、切削油、作動油の一部で非鉱物油主体の潤滑油にはαGel-2000が有効です。その他、動植物油を主成分とした難燃性、水溶性のものはゲル化効果が弱く、油種として石油系、芳香族系、パラフィン系、塩素系有機溶剤等を常温でゲル化します。

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Q7 化学品に対する効果はありますか?
 
表−1 HNSに対する有効性
  品  名 有効or無効
1 キシレン
2 スチレン
3 ベンゼン
4 1.2−ジクロロエタン
5 アクリロニトリル ×
6 トルエン
7 シクロヘキサン
8 クレオソート ×
9 オワタノール ×
10 プチルアルコール ×
11 アセトン ×
12 酢酸ビニル
13 メタクリル酸メチル
14 プロピルベンゼン
15 メチルエチルケトン
16 ブタル酸ジオワテル
17 シクロヘキサノン
化学品と呼ばれる物は多種多様で数千種類に及び、残念ながら、現時点では全ての物に対する効果測定は出来ておりません。一般に石油化学系のベンゼン、トルエン、キシレン等(芳香族炭化水素系)に対しては効果的ですが、高揮発油と同様にゲル化状態が弱い為、使用目的を明らかにして使うことが大切です。
(表−1を参照)

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Q8 揮発性の高い油に対する効果はどうですか?
  燃料油のガソリン、ナフサ等はゲル化しますが、ゲル化状態はゼリー状で軟弱です。一般にガソリン、ナフサ等高揮発油の広域流出面は引火の危険性が高く、回収処理作業は難しいですが、粉末油ゲル化剤が安全に散布処理できる場合や、比較的揮発性の少ない灯油、軽油の場合は油面をゲル化することにより、大幅に油の揮散を抑制し、引火危険性の軽減、難燃化等の効果が得られ、引火を防ぐとともに効果的に回収が可能です。

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Q9 薄い油膜に対しての効果はありますか?
  粉末油ゲル化剤の効率的な使用方法は、オイルフェンス等により油を集め、油面の厚膜化を図る必要があります。油膜の外見が虹色状の厚さ以上であれば、ゲル化効果が得られます。油膜が銀色、銀白色の場合はオイルフェンスを絞り込み、油膜を厚くすることによってゲル化効果が得られます。

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Q10 ピッチ、タールの様な高粘度質への効果は?
  粉末油ゲル化剤自体が粉末のため、高粘度油の表面に付着し、内部浸透しない為ゲル化効果はありません。
 
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U.粉末油ゲル化剤の使用法及び使用後の処理等に関すること
 
Q11 散布はどのようにするのですか?
  海洋、河川、工場等陸上の3つに分けて説明します。
海洋での散布方法
1 原則としてオイルフェンスで流出油を包囲し集めた中で散布して下さい。緊急の場合は、油拡散域の外周部に優先して散布し、ゲル化域を内側に絞り込む方法が効果的です。
2 散布方法は、各種動力散布機で油面に出来るだけ均一に散布して下さい。
3 散布量は油種、気象条件等状況によりますが、流出油の重量比20〜30%を初期目安とし敏速に散布して下さい。
4 不均一な散布、油層の変化等ゲル化状態が不十分な箇所は軽い攪拌が有効です。
5 散布は、風上方向から、風が強い場合は油面の近くで散布してください。

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河川での散布方法
1 流速の遅い溜り部分を回収位置とし、オイルフェンスを斜めまたは半月状に多重に展張し、油を集め誘導・回収して下さい。
2 散布方法は、手撒きでも可能ですが、各種動力散布機にて油面に均一に散布して下さい。
3 散布は、風上方向から、風が強い場合は油面の近くで散布してください。

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工場等陸上での散布方法
1 工場内の機器からの漏洩油に対しては、油種を確認して散布し、油量がすくない場合は、ひしゃく等で手まきで結構です。
2 エレベーターピット内が雨水等で水没した場合に浮上した油、工場内で油を漏らした場所及び油漏れが続いている場所などは、何らかの方法で拡散を防いだ後油面に散布してください。
3 ゲル化した部分を回収し、雨水、浸水等の排水は水中ポンプなどで直接下水に排水しても無害で大丈夫です。粉末油ゲル化剤は、水に浮く性質があり網などで回収が可能です。
4 流出した油の量が多いため、排水口へ流入及び排水口から河川へ流出する恐れが生じた場合は、排水口および河川への流路を遮断するため土嚢等を積み上げ、油の流出を防ぎ粉末油ゲル化剤を散布してください。
5 粉末油ゲル化剤の散布方法は、流出油面外周部に各種動力散布機で散布し、次に中央部に移行して散布すると効果的です。
6 屋外で散布する場合は、風上から、風が強い場合は、油面の近くで散布し、粉末油ゲル化剤の散逸を防ぐ様にしてください。

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※散布に際しての注意することは
1 流出油が燃えているときは使用を避けて下さい。
2 粉末油ゲル化剤の使用によって生じるゲル化油の回収が海象条件その他の事由により回収が困難な場合は使用を避けて下さい。
3 未反応の粉末油ゲル化剤の発生を極力抑制して下さい。発生した場合は、0.9mm以下の細いネットまたはポンプ等で回収して下さい。また粉末油ゲル化剤は水に浮く性質上、不織布等を用いて回収することが可能です。
4 油処理剤と同時に使用しないで下さい。油処理剤散布後に粉末油ゲル化剤を散布しますとゲル化効果が大幅に下がります。
5 散布時は防護メガネ、防塵マスクを着用し、出来るだけ皮膚の露出を避けて下さい。毒性はありませんが、誤って飲み込んだり、目に入った場合はうがいをしたり、真水でよく洗浄し、万一痛みがあったときは医師の診断を受けて下さい。

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Q12 ゲル化したもの(以下ゲル化油)回収方法は?
  ゲル化油の量、回収場所等の状況に応じ下記の回収資機材を用いて回収作業を行って下さい。
水面上
3〜5mmメッシュのタモ網、高粘性油回収ネット、トロール式ネット回収装置
タモ網で回収作業を行う場合は、数秒水切りをしてゲル化油表面の含水量を減らしてください。
水上で回収作業を行う場合、放水やオイルフェンスの絞り込みの方法でゲル化した油を回収しやすい場所に誘導することが効果的です。
回収作業補助用としてのオイルフェンスや不織布
その他、ネットを利用した回収用器具および油回収船
地上
デッキブラシ、スコップ、ひしゃく、ケレンベラ・ほうき、塵取り・ウエス等で回収する
床やアスファルト上、コンクリート上、金属面上などはケレンベラや広い場所なら角スコップ等で剥ぎとって頂くのが良いと思います。
ゲル化油の収納容器
天切したドラム缶等の広口大型容器・ぺール缶、広口石油缶等の小型容器・ビニール袋、土嚢用袋等、防水性の袋類が便利です。

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Q13 ゲル化油の処分は?
  1 産業廃棄物として専門の回収業者に依頼して下さい。最終的に焼却処分となります。
2 粉末油ゲル化剤からは有害ガスは発生しませんが、自社で焼却処分の場合および燃料として 再利用の場合、吸着させた油や溶剤によっては有害なガス成分が発生することがありますので、排ガス処理のできる焼却施設で処分して下さい。
 
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V.その他
 
 
Q14 商品の耐用年数と保証期間及び開封後の処置は?
  1 正常な保管状態(下記の状態)でメーカー保証期間は出荷日から3年間ですが耐用年数は5年程度を目安にして下さい。
2 開封後はぺール缶のフタをスチールバンドで絞めて、直射日光を避け湿度の少ない場所に保管して下さい。(性状安定性は開封後6ヶ月以内が目安です。)

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Q15 商品の荷姿はどのようなものがありますか?
  内容量は、αGel‐1000は9Kg(30リットルペール缶)、αGel‐1650は10Kg(30リットルペール缶)、αGel‐2000は5Kg(20リットルペール缶)入りです。
各種空容器がそのままゲル化油の回収容器として使用できますので大変便利です。
 
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粉末油ゲル化剤を使用して油を処理される方はご遠慮なくご連絡ください。
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